日々、散文。好きなもの三昧。ナルトとか野球(巨/人・ワク)とかサッカー(俊/輔)とか(本誌ネタバレあり。ご注意ください)
Posted by りい。 - 2008.03.18,Tue
銀さんな過去系??
一番古い記憶は、細いけど強い、手。
雨が降っていたと聞いたような気がする。
それ以前の記憶は持ち合わせていなくて、ただ泣きもせず笑いもしない子供だったと。
どうしようかと思ったぞ。
そう言って笑った人はもう居ない。
多分、あの人が俺の大切な人だったんだと思う。
気付いたのは、戦争が始まって終わって、其れからまた暫く経ってから、だった。
捨てきれない、ものがまだ残っている。
掌を見つめて、握る。
在ったはずの、いつの間にか零れ落ちてしまったものが浮かぶ。
ふうわり、と包むのは、白。
甦ってくる、記憶の欠片。一片。
縋るように伸ばした先には、いつもながらに何も無い。
んなことは、俺が一番よく知っている。
「おい、銀時」
「へ?」
「なんだ、お前はまた、か」
ふと、笑って頭をひとつ小突かれる。
「痛ぇな、ヅラ。なにすんの」
「お前が悪い。なにも忘れろとは言わんが、不意に何処かへいくな、阿呆」
そう言って、踵を返してしまうから何もいえなくなる。
「つか、参るよなぁ」
知っている、人。
過去の俺はきっと何処かに何かを置き去りにしたまま、手を朱に染めていた。
親なんぞ知らない。顔すら覚えてない。
俺の根底にある記憶は、只ひとつ。
華奢で在ったが、強い強い手。
白夜叉なんて、早く捨てろ。
そう言って笑う幼馴染。
「でも、あれも俺、だろ?」
捨てることなぞ、出来ない過去。
でも、進む己が道。
護りたいものたち。
+-------------------------------------------------------+
銀さんの過去って感じ??
雨が降っていたと聞いたような気がする。
それ以前の記憶は持ち合わせていなくて、ただ泣きもせず笑いもしない子供だったと。
どうしようかと思ったぞ。
そう言って笑った人はもう居ない。
多分、あの人が俺の大切な人だったんだと思う。
気付いたのは、戦争が始まって終わって、其れからまた暫く経ってから、だった。
捨てきれない、ものがまだ残っている。
掌を見つめて、握る。
在ったはずの、いつの間にか零れ落ちてしまったものが浮かぶ。
ふうわり、と包むのは、白。
甦ってくる、記憶の欠片。一片。
縋るように伸ばした先には、いつもながらに何も無い。
んなことは、俺が一番よく知っている。
「おい、銀時」
「へ?」
「なんだ、お前はまた、か」
ふと、笑って頭をひとつ小突かれる。
「痛ぇな、ヅラ。なにすんの」
「お前が悪い。なにも忘れろとは言わんが、不意に何処かへいくな、阿呆」
そう言って、踵を返してしまうから何もいえなくなる。
「つか、参るよなぁ」
知っている、人。
過去の俺はきっと何処かに何かを置き去りにしたまま、手を朱に染めていた。
親なんぞ知らない。顔すら覚えてない。
俺の根底にある記憶は、只ひとつ。
華奢で在ったが、強い強い手。
白夜叉なんて、早く捨てろ。
そう言って笑う幼馴染。
「でも、あれも俺、だろ?」
捨てることなぞ、出来ない過去。
でも、進む己が道。
護りたいものたち。
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銀さんの過去って感じ??
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