日々、散文。好きなもの三昧。ナルトとか野球(巨/人・ワク)とかサッカー(俊/輔)とか(本誌ネタバレあり。ご注意ください)
Posted by りい。 - 2008.07.27,Sun
「ナルト、私怒ってんのよ」
俺は弱い、と思い知った先、勇気付けられた。
ボロボロになったまま、帰路に着いた。
そうして、告げられた言葉に、え?と疑問符が浮かんだ。
「えと、サクラちゃん?」
ついさっきまで俺と一緒に涙を流してくれてた少女は、今はそんな面影すらも見せない。強い意志を持った瞳で、木の葉へと向かう道最中、告げられた言葉は、感情のひとつを現す言葉で。
なんで、と一瞬止まった俺に、拳が待っていた。
「わっ」
すごい勢いで飛んできたそれは、顔の直前数センチを残して、止まった。
「私、怒ってるの。わかる?」
顔見れば、そんなん一目瞭然だ。目がマジだ。
怒ってるのは、わかる。でも、どうしてかがわからない。
サイもヤマト隊長も何も言わず、ただ俺たちを見てる。わかる、と言ってるのが、わかる。俺だけがわからない。
だって、どうして怒ってんだってばよ。俺、なんかしたのか?
はじめは、情報を求めての任務だった。でも、それは違う結果を伴った。数年ぶりに見た、友の顔。そして、叩きつけられた現実。思い出してまた落ちそうになったけど、なんとか留めてただ目の前、わかる?と問い掛けてきた、少女の顔を真意を探る為に、見た。
「わからない?」
問いに素直に頷く。
だって、俺わからない。
そんな俺に、ふっと息を吐いてそうでしょうね、とあげていた拳を下げる。
「なんで、あんた動かなかったの?」
「え?」
動かなかった?俺が?何時?
また疑問符だらけになった思考に、終止符をうったのは次の言葉、だ。
「殺して、ほしかったの?」
ああ、あん時かと納得する。
確かに動かなかった。
動けなかったんじゃなくて、動かなかったんだよな、俺。
ゴメンな、サクラちゃん。
でも、別に殺してほしかったわけじゃない。
そうじゃなくて、ただ。
「サイが、止めてくれなかったら・・・本当に、」
その瞬間を思い出したのかそれまで気丈に振る舞っていた少女の表情が翳りを見せる。く、と耐えるかのように。
ほんと、ゴメンなサクラちゃん。俺、そんなつもりなんてなかったんだ。これっぽっちも。
ただ、
夢、なのかなと思って。
「ゴメン、サクラちゃん」
「謝ってほしいわけじゃない」
「うん、そうだよな。でも、本当にそーいうわけじゃなくて」
「なくて、なんなのよ」
「夢、なのかなと思ってさ」
「・・なによ、それ」
木の葉へと続く、道。木々が生い茂る狭間に、鳥たちの囀りだけが聞こえてくる。光を真上から受け、短い影を道端に落としている。
傍観者のまま俺たちふたりを見守ってるようなヤマト隊長とサイの顔を見て、確かめるようにサクラちゃんへと視線を戻してから、突き刺す天上の太陽を見上げた。
「サスケが、居るのがさぁ・・・・すげぇ近くに居て・・体温とかなんかさ、すげぇ近過ぎて心臓の音とかまで聞こえててさ。不思議で、夢なのかと思った」
そう告げた俺に、馬鹿と一言短く区切った。
「夢なのかと思って、そのまま殺されちゃ意味ないでしょ」
「そーだよなぁ」
「私たち、なんの為に強くなったのよ」
「そーだよなぁ」
「そーだよな、そーだよなってあんたね、わかってんの」
「ああ」
わかってるよ。
ほんとに、ちゃんと。
でも、ゴメンなサクラちゃん。
「もう二度とあんなのやめてよね」
「うん」
本当に、ゴメン。
ほら行くわよと背を向けたままのサクラちゃんがこの話しはこれで終わり、と歩き出す。見守っていたふたりも歩き出す。俺も、続く。
そうして、またゴメン、と繰り返した。
今、言ったことも嘘じゃない。
けど、俺さ。
誰にも言うつもりも、言うべきことでもなんだけど、さ。
本当に、夢かと思ったんだ。
毎夜ではない。
時折、見る夢。
その夢と、同じ風景だったから、さ。
またあの夢だ、と思った。
白昼夢、だと思って目を閉じ掛けた。
だから、動かなかった。
でもさ、俺。
何故かその夢を悪夢だとは、思ってないんだよな。
サスケに殺される一歩手前までの、夢なのに。
その夢を見て、目覚めた朝はどうしてか嬉しくて、さ。
俺って変なのかな。
夢でも、サスケに会えたってなんか嬉しくてさ。
やっぱ、おかしいのかな、俺。
おかしいんだな。
+----------------------------------------------------------------+
う、言葉足らずな感じで終わってしまった…(泣)
リベンジしたいなぁ…どこかで。
なんとなくずっと思ってたことを、ちょっと書いてみたです。
だって、ナルトってばあの場面、逃げようとも避けようともしてなかった…よね?
サイが止めに入らなかったら、どうなったんだろうなぁと。
で、サクラちゃんが怒ってます(笑)
ボロボロになったまま、帰路に着いた。
そうして、告げられた言葉に、え?と疑問符が浮かんだ。
「えと、サクラちゃん?」
ついさっきまで俺と一緒に涙を流してくれてた少女は、今はそんな面影すらも見せない。強い意志を持った瞳で、木の葉へと向かう道最中、告げられた言葉は、感情のひとつを現す言葉で。
なんで、と一瞬止まった俺に、拳が待っていた。
「わっ」
すごい勢いで飛んできたそれは、顔の直前数センチを残して、止まった。
「私、怒ってるの。わかる?」
顔見れば、そんなん一目瞭然だ。目がマジだ。
怒ってるのは、わかる。でも、どうしてかがわからない。
サイもヤマト隊長も何も言わず、ただ俺たちを見てる。わかる、と言ってるのが、わかる。俺だけがわからない。
だって、どうして怒ってんだってばよ。俺、なんかしたのか?
はじめは、情報を求めての任務だった。でも、それは違う結果を伴った。数年ぶりに見た、友の顔。そして、叩きつけられた現実。思い出してまた落ちそうになったけど、なんとか留めてただ目の前、わかる?と問い掛けてきた、少女の顔を真意を探る為に、見た。
「わからない?」
問いに素直に頷く。
だって、俺わからない。
そんな俺に、ふっと息を吐いてそうでしょうね、とあげていた拳を下げる。
「なんで、あんた動かなかったの?」
「え?」
動かなかった?俺が?何時?
また疑問符だらけになった思考に、終止符をうったのは次の言葉、だ。
「殺して、ほしかったの?」
ああ、あん時かと納得する。
確かに動かなかった。
動けなかったんじゃなくて、動かなかったんだよな、俺。
ゴメンな、サクラちゃん。
でも、別に殺してほしかったわけじゃない。
そうじゃなくて、ただ。
「サイが、止めてくれなかったら・・・本当に、」
その瞬間を思い出したのかそれまで気丈に振る舞っていた少女の表情が翳りを見せる。く、と耐えるかのように。
ほんと、ゴメンなサクラちゃん。俺、そんなつもりなんてなかったんだ。これっぽっちも。
ただ、
夢、なのかなと思って。
「ゴメン、サクラちゃん」
「謝ってほしいわけじゃない」
「うん、そうだよな。でも、本当にそーいうわけじゃなくて」
「なくて、なんなのよ」
「夢、なのかなと思ってさ」
「・・なによ、それ」
木の葉へと続く、道。木々が生い茂る狭間に、鳥たちの囀りだけが聞こえてくる。光を真上から受け、短い影を道端に落としている。
傍観者のまま俺たちふたりを見守ってるようなヤマト隊長とサイの顔を見て、確かめるようにサクラちゃんへと視線を戻してから、突き刺す天上の太陽を見上げた。
「サスケが、居るのがさぁ・・・・すげぇ近くに居て・・体温とかなんかさ、すげぇ近過ぎて心臓の音とかまで聞こえててさ。不思議で、夢なのかと思った」
そう告げた俺に、馬鹿と一言短く区切った。
「夢なのかと思って、そのまま殺されちゃ意味ないでしょ」
「そーだよなぁ」
「私たち、なんの為に強くなったのよ」
「そーだよなぁ」
「そーだよな、そーだよなってあんたね、わかってんの」
「ああ」
わかってるよ。
ほんとに、ちゃんと。
でも、ゴメンなサクラちゃん。
「もう二度とあんなのやめてよね」
「うん」
本当に、ゴメン。
ほら行くわよと背を向けたままのサクラちゃんがこの話しはこれで終わり、と歩き出す。見守っていたふたりも歩き出す。俺も、続く。
そうして、またゴメン、と繰り返した。
今、言ったことも嘘じゃない。
けど、俺さ。
誰にも言うつもりも、言うべきことでもなんだけど、さ。
本当に、夢かと思ったんだ。
毎夜ではない。
時折、見る夢。
その夢と、同じ風景だったから、さ。
またあの夢だ、と思った。
白昼夢、だと思って目を閉じ掛けた。
だから、動かなかった。
でもさ、俺。
何故かその夢を悪夢だとは、思ってないんだよな。
サスケに殺される一歩手前までの、夢なのに。
その夢を見て、目覚めた朝はどうしてか嬉しくて、さ。
俺って変なのかな。
夢でも、サスケに会えたってなんか嬉しくてさ。
やっぱ、おかしいのかな、俺。
おかしいんだな。
+----------------------------------------------------------------+
う、言葉足らずな感じで終わってしまった…(泣)
リベンジしたいなぁ…どこかで。
なんとなくずっと思ってたことを、ちょっと書いてみたです。
だって、ナルトってばあの場面、逃げようとも避けようともしてなかった…よね?
サイが止めに入らなかったら、どうなったんだろうなぁと。
で、サクラちゃんが怒ってます(笑)
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