日々、散文。好きなもの三昧。ナルトとか野球(巨/人・ワク)とかサッカー(俊/輔)とか(本誌ネタバレあり。ご注意ください)
Posted by りい。 - 2008.03.18,Tue
新快。蘭ちゃんも。
ぐにゃり、と世界が廻ったと思ったら。
体が、くたんと折れた。
あれ?と思いながらも冷静に状況を判断している自分が、なんとなく嫌だったけど。
最後に見えた景色が、なんとなく嬉しかったから、まぁいいかと思った。
確かに此処最近、ご無沙汰だったけど。
それが直の原因ってわけでもないと思うんだ。
だって、俺ってば結構忙しかったし。
授業中はそりゃ寝てるんだけど、それだけじゃ補え切れなかったり。
更には奴らがうっかりと姿を現してくれちゃったもんだから、其処からまた色んなことを調べ、考え、模索し。平行して、もちろんキッドとして狙いをつけていたお姫様を手にするために夜空を駆けて、なんだかんだでそんな日々が続いていたから、見えないとこでおかしなストレスとかたまってたと思うんだよ?まぁ、新一に会えなかったってのもその要因となるひとつ・・・てかもしかしたら一番大きかったかも、だけどさぁ。なもんで、本当は昨日言葉にはしてないけど、結構嬉しかったんだ。素直に純粋に、顔を見て声が聞けて、体温を感じて、感触をもらって。ああ、新一だぁとなんか感動しちゃったくらいなんだから、そんな顔しなくたっていいっての。
世界がぐにゃりと廻って、クタンと膝が折れて、目蓋が勝手に閉ざされる瞬間に見えた景色に、そんなことを思った。
だから、きみの所為じゃないんだよ?
「気がついた?」
むくりと起き上がった俺へ言葉は、新一の幼馴染からだった。
「あ~やっぱ、俺ってば倒れちゃった?」
わかっていたけど、実際倒れるとは思ってなかったから、一応尋ねてみると、彼女は優しく微笑んで、うん、と頷いた。
「大丈夫?」
「全然、平気。ちょっと寝不足だっただけ~」
「じゃ、もうちょっと眠ってたほうがいいね」
起き上がった俺の肩を軽く押し、寝るという行為を誘う。
俺の大好きな、といっても誰にもいったことはないんだけど、彼の匂いがするタオルケットがかけられて、ぽんぽんと子供にするかのような動作で、眠りへと誘(いざな)う。
「あのさ、蘭ちゃん」
「ん、なに?」
「あ~・・うん・・あのさぁ」
「新一なら、もうすぐ戻ってくると思うよ」
言い渋った俺の言葉の意味を彼女が違(たが)えることなく、答える。
「哀ちゃん呼びにいったみたい」
「え?哀ちゃん??」
「そう。もう新一ったら慌てちゃって。見せてあげたかったな」
あんな新一初めて見た、と彼女が笑う。
「余裕ないんだよね、新一。黒羽くんのことになると。途端に格好悪くなっちゃうの」
気付いてるよね、と言葉なく視線が訴えてくる。
「愛されてるね、黒羽くん」
言い切った、彼女の言葉に頬が火照った。
体が、くたんと折れた。
あれ?と思いながらも冷静に状況を判断している自分が、なんとなく嫌だったけど。
最後に見えた景色が、なんとなく嬉しかったから、まぁいいかと思った。
確かに此処最近、ご無沙汰だったけど。
それが直の原因ってわけでもないと思うんだ。
だって、俺ってば結構忙しかったし。
授業中はそりゃ寝てるんだけど、それだけじゃ補え切れなかったり。
更には奴らがうっかりと姿を現してくれちゃったもんだから、其処からまた色んなことを調べ、考え、模索し。平行して、もちろんキッドとして狙いをつけていたお姫様を手にするために夜空を駆けて、なんだかんだでそんな日々が続いていたから、見えないとこでおかしなストレスとかたまってたと思うんだよ?まぁ、新一に会えなかったってのもその要因となるひとつ・・・てかもしかしたら一番大きかったかも、だけどさぁ。なもんで、本当は昨日言葉にはしてないけど、結構嬉しかったんだ。素直に純粋に、顔を見て声が聞けて、体温を感じて、感触をもらって。ああ、新一だぁとなんか感動しちゃったくらいなんだから、そんな顔しなくたっていいっての。
世界がぐにゃりと廻って、クタンと膝が折れて、目蓋が勝手に閉ざされる瞬間に見えた景色に、そんなことを思った。
だから、きみの所為じゃないんだよ?
「気がついた?」
むくりと起き上がった俺へ言葉は、新一の幼馴染からだった。
「あ~やっぱ、俺ってば倒れちゃった?」
わかっていたけど、実際倒れるとは思ってなかったから、一応尋ねてみると、彼女は優しく微笑んで、うん、と頷いた。
「大丈夫?」
「全然、平気。ちょっと寝不足だっただけ~」
「じゃ、もうちょっと眠ってたほうがいいね」
起き上がった俺の肩を軽く押し、寝るという行為を誘う。
俺の大好きな、といっても誰にもいったことはないんだけど、彼の匂いがするタオルケットがかけられて、ぽんぽんと子供にするかのような動作で、眠りへと誘(いざな)う。
「あのさ、蘭ちゃん」
「ん、なに?」
「あ~・・うん・・あのさぁ」
「新一なら、もうすぐ戻ってくると思うよ」
言い渋った俺の言葉の意味を彼女が違(たが)えることなく、答える。
「哀ちゃん呼びにいったみたい」
「え?哀ちゃん??」
「そう。もう新一ったら慌てちゃって。見せてあげたかったな」
あんな新一初めて見た、と彼女が笑う。
「余裕ないんだよね、新一。黒羽くんのことになると。途端に格好悪くなっちゃうの」
気付いてるよね、と言葉なく視線が訴えてくる。
「愛されてるね、黒羽くん」
言い切った、彼女の言葉に頬が火照った。
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