日々、散文。好きなもの三昧。ナルトとか野球(巨/人・ワク)とかサッカー(俊/輔)とか(本誌ネタバレあり。ご注意ください)
Posted by りい。 - 2008.03.16,Sun
『雪の果て』の続編的な、感じです~。コメも書いた当時のまま、載せてますー。
「・・・出来るわけねぇって」
怒涛のような冬休みが終わった。
戻った先には、日常が待っていてすぐにそれに飲み込まれた。
なにひとつ変わることのない、風景。
ふぅ、と息を吐き机へと顔を埋めた。
手の平。
其処にあるものを抱き込めながら。
「忘れろ」
あれは、異世界の出来事であって今此処には無い。
あんなふうに偶然出会うことなど、何度もあるわけもない。
知らない土地で起きた、こと。
隠すな、と彼は言ってくれたけど隠すしかない。
それしか。
「好きなら好きでいい、わけねぇじゃん」
青子はいつから気付いてたのだろうか?
それに、彼の幼馴染も。
あからさまにした覚えはないし、視線だって送ってないはず。
それに俺はほぼ寝て過ごしていたから、彼女たちとの時間は殆どなかったはずなのに。
「女って怖い・・」
机に埋めていた顔をあげる。手の平に留まっていた、携帯を握り締める。
ピ、という機械音と共に現れた、名に番号に無理だ、と言い聞かせる。
予告は出さない。これからも、多分出すことはない。だから、怪盗として彼と会うことはない。
でも、知られてしまった名。
青子の口から園子嬢へと告げられた学校名。
所在などすぐに明らかになってしまうにも関わらず、あれから数日たった今でも彼からはなんらアクションはない。
期待、などしてない。してないけど。
「好きだって・・言ったくせに」
何も考えずに出てしまった言葉に、また自らを否定する。
違う違う。そんなことあってはならない。
未だ繰り返している、現実がある。
終わったとしても、残る事実がある。
だから、俺はずっとひとり、でいい。
なのに、どうしてなんだろう。
どうして?
+--------------------------------------------------------+
『雪の果て』の続編チックですが、多分続きません(笑)
なんとなく、その後はどーなるのかな、と思って。
快斗も新一も行動しなそーな気がする・・・
怒涛のような冬休みが終わった。
戻った先には、日常が待っていてすぐにそれに飲み込まれた。
なにひとつ変わることのない、風景。
ふぅ、と息を吐き机へと顔を埋めた。
手の平。
其処にあるものを抱き込めながら。
「忘れろ」
あれは、異世界の出来事であって今此処には無い。
あんなふうに偶然出会うことなど、何度もあるわけもない。
知らない土地で起きた、こと。
隠すな、と彼は言ってくれたけど隠すしかない。
それしか。
「好きなら好きでいい、わけねぇじゃん」
青子はいつから気付いてたのだろうか?
それに、彼の幼馴染も。
あからさまにした覚えはないし、視線だって送ってないはず。
それに俺はほぼ寝て過ごしていたから、彼女たちとの時間は殆どなかったはずなのに。
「女って怖い・・」
机に埋めていた顔をあげる。手の平に留まっていた、携帯を握り締める。
ピ、という機械音と共に現れた、名に番号に無理だ、と言い聞かせる。
予告は出さない。これからも、多分出すことはない。だから、怪盗として彼と会うことはない。
でも、知られてしまった名。
青子の口から園子嬢へと告げられた学校名。
所在などすぐに明らかになってしまうにも関わらず、あれから数日たった今でも彼からはなんらアクションはない。
期待、などしてない。してないけど。
「好きだって・・言ったくせに」
何も考えずに出てしまった言葉に、また自らを否定する。
違う違う。そんなことあってはならない。
未だ繰り返している、現実がある。
終わったとしても、残る事実がある。
だから、俺はずっとひとり、でいい。
なのに、どうしてなんだろう。
どうして?
+--------------------------------------------------------+
『雪の果て』の続編チックですが、多分続きません(笑)
なんとなく、その後はどーなるのかな、と思って。
快斗も新一も行動しなそーな気がする・・・
PR
Comments
Post a Comment