日々、散文。好きなもの三昧。ナルトとか野球(巨/人・ワク)とかサッカー(俊/輔)とか(本誌ネタバレあり。ご注意ください)
Posted by りい。 - 2008.10.30,Thu
自然のままに、膝が崩れた。
それは、最後の審判のコールの直後、だった。
それは、最後の審判のコールの直後、だった。
ヤベ、と思って立て直す。ほら、と立ち尽くして野郎共の背を叩いて整列を促す。ネクストに居る和己の背も叩き、行くぞと即した。皆が一列に並びつつある中、俺の後ろ。まだ、ひとつマウンドに立ってたやつが動こうとはしないから、呼び掛ける。出来るだけ、普段のままになんでもなく。
「準太」
呆然と、多分スコアボードでも見ていたのだろう、遥か遠くへいっていた視線が戻ってきて、は、と目を大きくしてから、はい、と小さく頷いて、列に並ぶ。一番、後ろだ。仕方ないか。
三人、バックネットと並列した並んだ大人の一人。真ん中の人が、俺たちではないほうへと手を上げた。そこで、終わった。
そっか、終わったのか。
気付けば、ベンチに戻って来てて、気付けば廻りからいつもにはない声が響くようになっていた。ゆっくりと目を馳せて、また実感する。
そうだ、終わったんだ。
ふぅ、と息を吐く。やっぱ極々自然なまま膝は崩れた。
冷たいコンクリに手をついて、四つん這いのようになってたなんで、全然わかってなかったが、ポタリと吸収することのない大地に雨が落ちたのが、わかった。ポタリ、ポタリ、と増える水滴に、俺、泣けるんだな、なんて他人事みたく思って。
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泣いてる慎吾さんをちっとじっくり書きたかったんですが、ここでタイムアップ!お出掛けしてきますー!
「準太」
呆然と、多分スコアボードでも見ていたのだろう、遥か遠くへいっていた視線が戻ってきて、は、と目を大きくしてから、はい、と小さく頷いて、列に並ぶ。一番、後ろだ。仕方ないか。
三人、バックネットと並列した並んだ大人の一人。真ん中の人が、俺たちではないほうへと手を上げた。そこで、終わった。
そっか、終わったのか。
気付けば、ベンチに戻って来てて、気付けば廻りからいつもにはない声が響くようになっていた。ゆっくりと目を馳せて、また実感する。
そうだ、終わったんだ。
ふぅ、と息を吐く。やっぱ極々自然なまま膝は崩れた。
冷たいコンクリに手をついて、四つん這いのようになってたなんで、全然わかってなかったが、ポタリと吸収することのない大地に雨が落ちたのが、わかった。ポタリ、ポタリ、と増える水滴に、俺、泣けるんだな、なんて他人事みたく思って。
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泣いてる慎吾さんをちっとじっくり書きたかったんですが、ここでタイムアップ!お出掛けしてきますー!
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